邦画特集掲示板ログ23
(投稿221 〜 230)


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221.仕事中だけど・・・

投稿者:NAO - 2000年 09月 22日 16時 22分 19秒
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基本的にrenoさんの意見に賛成です。
どういう映画を作れば、興業として世界的に成功するかという問題は
僕たち観る側の考えることじゃない。それに、そういう興業的なことが
製作段階で意識され過ぎるのも危険なことだと思う。
でも、日本の映画が儲かるようになれば、それだけ作る側の選択肢が
増えるわけだし、(映研的な?)自己満足だけの映画を排除する
という意味では、そういう視点が必要とも言える。
日本の映画が海外で高く評価されるのは、決して悪い気分じゃないしね。
結局何が言いたいかというと、そんな世界がどうのこうのとか考えずに
純粋に日本映画について語りあえばいいじゃん、ということ。
ちなみに、僕が好きなのは岩井俊二監督です。
「スワロウテイル」はよかった。


222.リズム?バランス?

投稿者:kj - 2000年 09月 22日 17時 45分 36秒
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いろいろな意見があって面白いっすね。私もどっちかというと洋画を
見ちゃう方なので、たいそうなことは言えません。邦画はたまにですね。
なぜかっていうと、やっぱり何回か見てつまらないと避けちゃうようになってきます。お金も払うし。時間も費やすし。
興行的な悪循環もつまらなくさてる要因でしょうが、なんだろう、映画のリズムがちょっと古いのかな。そういう風に映ってしまう。(もちろんいいもの作ってる人達もいますが。)
日本の古い映画だっていいリズムとセンスなものだってあるのになあ。
日本って、映画を無駄にしちゃってるかんじがします。
例えば香港映画やヨーロッパ映画の方が、ハリウッドよりも面白いのも結構あると思うんですが(予算的に少なそうでも)それって、いい流れがあるからだと思います。作り手、裏方共にいいリズムを持ってる気がする。リズムがあってるっちゅうか。
仕事だからいろんな制約もあるんでしょうが、見る方に伝わっちゃうとね。
あきらめとか、おざなりとかってどっか滲んじゃうだろうし。
あと個人的に、キャスティング、音楽、ストーリー、絵(映像)のバランスの違和感があるのが多いように思う。それが結果、ちゃちいなあ、と思っちゃうのかな。
「五条〜」は見たいです。「SF」面白かった。
すいません、勝手にごたく並べて。結局みんな映画好きなんだね。ビバ!


223.はじめまして

投稿者:makkoi - 2000年 09月 22日 20時 56分 19秒
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日本映画を海外へ売るということに関してですけど
僕は現状では限りなく不可能に近いと思っています。

やはり映画の「質」や「内容」云々の前に、言葉の壁というのが
どうしても大きいと思うんですよね。

外国にあるらしい「字幕をみない」という風潮がある限り
一部の映画人にヒットしても、「世界的にヒット」
というのは難しいんじゃないでしょうか?

声を吹き代えても違和感のでにくいアニメでも、
「ポケモン」や「甲殻機動隊」(字うるおぼえ)はヒットしても
字幕にこだわった「もののけ姫」はそこそこですし。

あと、「海外の大衆から好まれない」とありますけど、
日本でヒットしている映画が洋画ばかりである現状を考えると
「日本の大衆からも好かれる」のが先決かと。


224.はじめして。

投稿者:JUNEBUG - 2000年 09月 22日 21時 16分 28秒
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日本の映画が世界に受け入れられるためには? ですか・・・。
あくまで個人的意見ですが邦画は「テレビドラマの延長線」でしかないという印象が強いということです。売れてるアイドルなどを安易に使う傾向もあるし。
なかにはいい作品もあるのでしょうがそういったものはどうしても単館系になりがちで一般の人には馴染みが薄くなりがちになってるのも問題なのでは?
↓のMakkoiさんが言っている通りでまず内部から盛り上げていかなくては
ダメなのではないでしょうか?


225.映画をもっと作れば・・・

投稿者:Marry - 2000年 09月 22日 21時 49分 14秒
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私が思うには、日本はまだ映画というもの自体が浸透してないような
気がします。
もっと映画を流行らせれば、映画に興味を持つ人も多くなるだろうし、
もっといろんなクリエーターも出てくるんじゃないかなぁって思う。

あとは、なんか日本映画にしかない魅力っていうのが
あるといいんじゃないかなぁ?
ハリウッド映画は迫力あるし、それに今はヨーロッパの映画も
おしゃれで不思議な感じのする映画が出てきてますよね。
私のイメージの日本映画は、暗いっていう感じがしますね。
私はやっぱり洋画ばっかり見てて日本映画は見ないんだけど、
まずは日本映画のイメージを破るっていうか、違う雰囲気を作ってみるのも
いいんじゃなんかなぁって思う。
映画なんて売れるために作るものじゃないじゃないですか。
もちろん売れないと話になんないけど、でも
やっぱり売れるだけが問題じゃないと思う。
私も将来は映画関係の仕事がしたいと思ってるけど、売れるということを
考える以上に誰かに何かを伝えたい、映画を見て感じてほしいと思ってます。

あと、海外で売れる映画を作るのは難しいと思う。
基本的にアメリカと日本って最近は日本もアメリカに近づいてるとは
言われてるけど、違うところが多いと思う。
例えば、恋人同士のシーンとかも日本ではやっと手をつないでるけど
アメリカ映画ではキスしてるとか。
こういうところが違うから、あんまり向こうではうけないじゃないかなぁ?
こういうのは日本の習慣があまりにも違いすぎるから
起こるんじゃないかなぁって思う。
もしアメリカで売れる映画を作るなら、そういうところを直すっていうか
向こうの人にも受けるように作らないとダメだと思う。


226.日本俳優の国際的商品性2

投稿者:当サイト管理人 - 2000年 09月 23日 10時 35分 10秒
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 歴代もっとも売れた日本人役者といえば早川雪舟だが、彼はハリウッドのスターとして大成したわけだから、産業貿易に貢献したとは言えない。
 ずっと格付けは落ちるが、ケイン・コスギも上山草人と同様、日本にいては陽の目を見なかったハリウッド巻き返し組だ。
 では、三船敏郎は?
 ふたたびドイツ俳優と対照させることになるが、最盛期でさえ、あのクルト・ユルゲンスほどに国際性を認知されていたのだろうか?
 ハリウッド・スターが居並ぶ「ミッドウェイ」では、唯一の日本人スターとして迎えられた三船だが、実のところ一般のアメリカ人にとって、部下の山口少将を演じた禿げ頭の日系人男優のほうが、テレビで人気を得ていた分、ずっと顔馴染みだったに違いない。
 「世界のミフネ」は、マクシミリアン・シェルかハーディ・クリューガーあたりと同格にランクするのが妥当と思われる。
 怪優クラウス・キンスキーとみごとに張り合うのが、仲代達矢。
 美貌のヘルムート・ベルガーに対するは坂本龍一。もっとも、出演作はベルガーのほうがずっと多い。ただし、ベルガーにオスカー級の楽才はない。

 女優篇。
 マレーネ・ディートリッヒは別格として、マリア・シェル、ロミー・シュナイダー、マイ・ブリット、センタ・バーガー、リリー・パルマー、クリスチーネ・カウフマン、ハンナ・シグラ……。
 これらドイツ系女優に匹敵する和製の映画女優は?

 これが、いない!
 「将軍」での島田陽子の人気ぶりは、「ルーツ」の黒人少年レビー・バートンと同じことで、一時的なものにすぎなかった感がある。
 島田陽子とならび栗原小巻も国際女優と称されはしたが、結局、あのB級女優、谷洋子( 知ってるかな? )ほど広範な活躍ぶりを示すことはなく、したがって、残された知名度も谷洋子におよばずだ。
 日本にかぎらず、東洋人の女優が欧米でスター性を発揮するには、むろん個の強さは不可欠だが、なまじ我の強さを出すと、東洋的な奥ゆかしさがないと疎まれてしまうから、エキゾチックなセクシー女優として売る以外ではむずかしい状況なのだ。 

 以上。
 日本人スターの国際的な位置付けは、そう考えれば、ほぼ間違いないだろう。
 ドイツだけでなく、イタリアやフランス、ロシアなど、だれがだれとタイ・マッチなのか比較推測するのも、一興かもしれない。
 ただし、くれぐれも日本の世界的スターが、ハリウッドのマルチ・ミリオン・フィギュアたちと対等の商業価値を北米市場で発揮できるとは思わぬように。


227.はじめまして

投稿者:ひで - 2000年 09月 23日 12時 25分 53秒
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「日本映画を世界へ売る!」ということですが、結論から言うと今は無理して売る必要はないと思います。

まず、今の邦画の現状としてはアニメは世界のトップを独走していると思いますが、邦画はアニメ映画ほど売れていないのは誰が見ても明らかです。
古くは手塚治虫さんの世代から漫画、アニメの文化が花開いてから、優秀な人材がみんな漫画、アニメに流れ、その結果としてアニメのレベルが高くなり、邦画のレベルはあまり高くならなかったのではないでしょうか。

また日本での洋画と邦画の状況ですが、日本に入ってきている年間400本近くの映画のほとんどは米映画だと思います。これに対して独、仏、伊の映画は何本なんでしょうか?邦画は何本なんでしょうか?本数が多くて、いつもよく見ているものがよく思えるのは当然だと思います。

それから、makkoiさん同様、日本では字幕で映画が見れるので、海外の良質な映画のシナリオや俳優の演技がダイレクトに伝わり、洋画がもてはやされるところがあると思います。(また日本語字幕では戸田奈津子さんのような優秀な人がいることも忘れてはなりませんが)

ただし、米国以外の映画に比べて日本映画が全く劣っているということはないと思います。今年見た映画の中では「雨上がる」は世界に誇れる映画ではないでしょうか。自然体の人間の素晴らしさが洗練された映像で見事に表現されていたと思います。

今は巨額の制作費をかけた作品をたくさん撮るのは無理でも、脚本がしっかりした質の高い映画を少数精鋭で世界(映画祭)に出していけば、そのうち必ず注目されるようになると思いますし、実際に現在注目されつつあるのではないでしょうか。

なんか話がまとまってないですが、私が思っているのはそんなところです。


228.日本映画をうるには?

投稿者:ケニー - 2000年 09月 23日 15時 05分 40秒
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こんにちは、ネットで遊んでたらたどり着きました。今は日本にいますが、人生のほとんどをアメリカで過ごしてきました。だからなんだってことなんですが、邦画をうるためには、アジアや日本独特のものを作成したらヒットするとおもいます。

現在、アメリカ人が日本人に求めているのは、日本独特のものである様な気がします。アメリカ人はアメリカ人独特の物を持っており、アメリカ映画はそれらを最大限利用しているから注目を集めているのではないでしょうか?
逆に日本は、日本人が持つ独特のものを最大限利用しているでしょうか?とても抽象的になってしまいますが、ここらが僕の意見です。


229.日本映画は・・・

投稿者:のぶたん - 2000年 09月 23日 17時 18分 56秒
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日本映画が売れないとはいっても、優れた作品は非常に多いと思います。
今村昌平監督、北野武監督、黒澤明監督などは世界的に評価されていますし、日本の誇りであると思います。(岩井俊二監督も素晴らしい)
ですが、ヒットする映画というのはアメリカの超大作といわれる映画なわけで、日本でさえ、そうなってしまっているというが現状です。
ヒットすることが成功とは一概には言えませんが、そうすることを前提に日本映画を考えるとその差は一目瞭然です。
最近、超大作と期待された「ホワイトアウト」でさえ、あの程度の出来でしかないわけであり、予算的な面もあるかと思われますが、こだわり、つくりこみの面で明らかに及んでいません。映画の作り方の根本が違うような気がします。
韓国で「シュリ」という映画がつくられたことは、アジアでもアメリカの大作といわれるような映画に劣らないものが作れるということを証明してくれました。
日本でも力のある監督はたくさんいますから、そういう映画を作ろうという環境さえあれば、可能なのだと思います。
自分は日本映画で世界に誇れるものがたくさんあると思っていますし、充分に楽しませていただいておりますので、無理にそうすることはないと感じます。あくまでも、ヒットする映画という意味での意見でした。


230.邦画ッスか。

投稿者:Benjamin Montmorency III - 2000年 09月 23日 19時 07分 05秒
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こんばんわ。よくぞウチのようなサイトを見つけましたね、ホスト様、ということでこちらに寄せて頂きました。
私は好き勝手なときにしか映画を見ないし、同じものを何回も繰り返して見るため、人生の大半をマンネリで潰しているようなムダ映画人ですが、邦画でも好きなものはありますね。ただ、どうやったら海外でウケるのかということにはどうも閉口してしまいます。私は人生の半分ほどイギリスにいましたが、とにかく西洋文化では「自分らしさ」というものを持っていないと評価されません。だから日本らしいものという前に、その監督サンごとに自分カラーを出すことが一番なのかもしれないです。例えば、北野さんなんかは「キタノ・ブルー」と呼ばれるほど青いシネマトグラフィで綴られた作品を作られていたり、黒澤明監督にも独特のシーンカット、哲学があったような気がします。そしてそれが映像を通して、言葉を越えて人の心に響くとき誰もが良いと認めるのだと思います。
私が好きな黒澤さんは「映像でしか伝えられないものを描かないのであれば映画を作る意味がない」というようなことを仰っていました。また私の好きなサム・ペキンパー監督も、そのようなタイプの監督であると思っています。私個人の考えではやはり映画というものは第一に映像美術であるということで、まずそこから根性入れるだけでも世界が目を向けるものになるのではないかと思います。言葉にできないほどの印象をどれだけ生み出せるのか。それが言葉を越える唯一の武器でしょう。これさえ掴めたら、俳優のカッコよさなんぞ、おのずと付いてくるものでしょうし、シーンごとのセンスなども滲み出るものであると思います。
つたない説明になってしまいましたが、私の好きな監督サンたちがあまりセリフや俳優に頼らない(勿論監督お気に入りの俳優陣というものは持っていた人々ばかりですが)、黒澤さんやペキンパー、D・リーンといったタイプの方々なので、こういう結果になります。
とにかく、言葉が違っても面白いものは面白いし、面白くないものはいくらCMが良くても面白くないものだと観客は熟知しているものだと思うので、とにかく監督が好きなように驀進するのが一番なんでは?と思います。それが個性となって「日本の監督」「アメリカの監督」などというせまっこい範疇にとどまらなくなってこそ、特有文化の映画というのが世界的に認められるのでは…?
以上、私の超文化説でございました。
オソマツさま。


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